「いや、だって竜手怪我してるし・・・。
今日ぐらいいいっかなって。」
さっきので胸キュンしたし?(笑)
なんて竜になんか言えないけど♪
かなりご機嫌だからいいの♪(笑)
・・・・・・・・
ん?
「竜?」
返事がないから心配になって声をかけた。
「あっ。
いやなんでもない。
そっか。手ありがとな。」
そう言ってあたしがさっきばんそこうを貼ったところを見せる竜。
何か話がかみ合ってないような・・・
あれ?竜少し顔が赤い・・・?
気のせいか。
「うん♪」
あたしは話がかみ合ってないと思ったけど、
とりあえず相槌を打っといた。
「じゃあ、行くか。」
「だね☆」
倒れている自転車を起こす竜。
「どうする?乗る?」
「うーん・・・」
「安全運転で行きますけど?」
フッと笑いを残した竜。
「じゃあ、乗りま~すッ♪」
そうしていつもよりのんびりとした運転で
あたし達はゆっくりと学校に向かった。