「本当ごめんね?」




「いや、彩のせいじゃないし。
俺がスピード出しすぎたんだし。
俺が悪いんだよ。
俺こそごめんな?
少し意地悪しすぎたわ。」




なーんて竜らしくないことを言い出した。



「フフッ」



思わず笑っちゃった。



「何が面白いんだよ?」


「だって竜らしくないんだもん(笑)」

「彩ね~~!!!!
ちょっというとすぐこれだ。
単純だなぁ~。」



ムッ



「何ょ!!
人がせっかく心配してあげたのに!!」


「あーごめんごめん。
嘘嘘~」


「全然悪いと思ってないでしょ!!
しかも棒読みだし!」


「まぁ、まぁ。
いつものことじゃん♪」




・・・・何か超ご機嫌なんだけど・・・。

まいいけどさ。




「ま、いいや。
てか、学校!!!」


「・・・・・普通に遅刻・・・」


「あーぁ・・・。
まぁ、いいや~。」


「あれ?彩にしては珍しくない?
いつもなら早くしろだのなんだのいうくせして。」