『あ、あ、あ…あの』

おそるおそるその子に声を掛ける

「…ん?何よ?……ああ、起きたの…優美」

何故私の名を…?
しかも呼び捨てで。

『あ、貴女は何者…?』

そう尋ねるとその子は急に吹き出した

「はぁ?貴女って…見て分かんないの?バーカ」

…カチン

『見て分かる訳ないじゃない!大体なんで私のベッドで普通に寝ているの?!それに私の名前だっ…』

そこまで言ってその子に口を塞がれた。