「薫が歩けないなら俺の足をあげるから・・・心臓が止まっちゃうなら俺のをあげるから・・・死なないでよ・・・」


「わがまま・・言わないで・・・私・・・この世に未練が残っちゃう・・・」


彼女の声が弱々しくてなっていく。


俺は彼女をだきしめて、最後のキスをした。



甘くて・・・苦くて・・・


そんな味がした・・・