「好きだよ。」


「えっ・・・?」


「キミが病気を抱えてたとしても・・・」


「でも・・・私いつ死ぬかわからないし・・・走れないし・・・」


「歩けなくなったら、俺がキミの足になる。つらいときがあるなら、俺が支えてやる」


涙を止めることは、今の私には不可能だった。


「薫が会いたいと思ったとき・・・俺はキミのもとにどんなことがあっても行く。
キミが涙を流したら・・・・会いに行くよ・・・絶対に。
あの時の笑顔を・・・俺が取り戻したい。
取り戻してみせるよ。」
「うん・・・あり・・・がと」


泣いて泣いて、でも嬉しくて・・・



私はこんなにも愛する人を見つけることができた・・・

「陸君・・・好きだよ」