それからぼくは、中学生になった。


ぼくは、隣町の有名私立に進学していた。


毎日がつらかった。

登校するときに通る、市立の中学生は、とても楽しそうだった。

君たちがうらやましい。

君たちは、自由に未来を選べる。大きな空がある。



でも、ぼくは檻に入れられた鳥で、自由に羽ばたくことはできない。


空を飛びたい。

あの大空で・・・