ま、あたしの自慢の彼氏であることは間違いないんだけどね♪


そうこう考えているうちにあたしは、妄想に入ってしまった。


「おはよ♪旬」
「華帆は今日もカワイイね♪」
「旬もカッコイイよ♪」

あたしは幸せに1人浸っていた。旬にカワイイって言われちゃった。

旬の顔が近づいて来たからそっくり瞳を閉じた。

あれ…?キスされないな…何でだろ…


瞳を開けた瞬間唇を重ねてくる旬。さすが旬キスしててもさまになってるな〜…


「…帆…ねぇってば-、か-ほ-」

旬の声で一瞬にして現実に連れ戻された。

「あッ!ゴメン。何だっけ?」

あたしの悪い癖。すぐに妄想して1人の世界に入っちゃうところ。

「華帆アンタねぇ、またやってたでしょ!?」
「何を?」
「何を?じゃないわよ。妄想よ!」
「ホントだ…。り-チャンどうしよ…癖になってる…」
「そうね〜自覚してんだから良いんじゃない?」


いつも適当な、り-チャン。とてもお嬢様とは思えない程の適当加減。