「嘘・・・・でしょ?」

視界が歪む。

突如モノクロの世界へと化す。


「嘘じゃねーよ・・・・」

目線が下がる渚。




ーそんなっ・・・。


ー嘘だっていってよ・・・?!


フワ・・・・


突然のキス。


「これで最後かも」


今にも泣きそうな秋を
優しく撫でる渚。

「ごめんな・・・」

「うん・・・・」

放心状態が解けない。

胸に鉛がつまってるよう。


「遠距離すっか!」

真面目な顔つきで
そういう。