「・・・・ウチ・・・
もう無理だよ・・・」
か細い声でそう答える。
「は?
無理って何がだよ?」
「だからっ・・・
もう・・・・別れたい・・・・・」
ー言っちゃった・・・・
その場に重い空気がながれる。
陸也がしばらくして口を開く。
「は??
嘘だよな??何いってんだよお前」
「嘘ぢゃないし・・・」
秋は涙をこらえる。
その瞬間屋上に陸也の怒鳴り声が響く。
「ッざけんなァァ!!!!!!」
秋の襟首をつかむ。
ーいやっ・・・・
ー絶対なぐられる
秋は即座に反応して
陸也の手を払い落とす。
「おまえっ・・・・・」
秋はその瞬間
急いで逃げ出した。
ーいやっ・・・・怖いよ・・・!
「おいっ、待てよ!!!」