そして秋は決意するのだった。


ーこのままじゃ、ウチ・・・死んじゃうよ・・・
 だから・・・・・


「別れよう」



秋は勢いよくブランコから立ち上がる。


ー早く解放されたいよ・・・・・



涙をこらえ
悲しみと恐怖を押し殺し
秋は 陸也に立ち向かうことにした。




ー自分の力でなんとかしなきゃ。
 これはウチと陸也の問題だもん。




秋は自分の傷ついた頬を
力強く叩く。


そして駆け足で公園を去っていった。