それから俺はファミコンが大好きな子供となった。
公文(週2)と習字(週1)の塾に通っていた俺にとってファミコンは唯一の趣味として癒してくれた。

婆ちゃんが旅行のお土産としてファミコンのカセットを買ってくれるのが楽しみだった。
一度、持っているソフトを買ってきてくれた事があったけど・・・。
スーパーマリオなんかやりすぎて20分足らずでクリアーしてしまうぐらい上達した。
世間はドラゴンクエスト3に長蛇の列ができてニュースとなり社会現象になる。
高橋名人というプロゲーマーの誕生、ドラゴンクエストの復活の呪文で泣いた子供、スターソルジャーで全国キャラバンなどファミコンは黄金期を迎えた。
日本はバブル期になりイケイケフィーバーとなりファミコン業界も活性化する。

ディスクシステムというゲームの書き換えができるシステムは驚いたな。
でもディスクシステムの故障率が半端なくロード時間も長かったため発展もなくフェードアウトしていった。
スーパーマリオ2もディスクで出たが難易度が高く普及しなかった。
ディスクシステムも買ったが書き換えしようにも10キロ先のデパートまで行かなければならず、お金も持ってなかったのでほどんど使うことがなく終わった。