当たり前ではあるがファミコンを遊ぶにはテレビに線を繋げればならない。
今では赤、黄色、白のピンコードをテレビに差し込めば簡単に遊べるのだが、当時のテレビにはピンコードがなくUの形をした金具を2つ付けなければならなかった。

機械オンチの我が家にそれを出来る人間はいなかった・・・・。
オヤジが線を繋げようと頑張っているのだが全く進展がなく時間が過ぎた。
「んもぉううう!」とファミコンがあるのに出来ない現状をやきもきしてた。
そしたらオヤジが知り合いの家に電話をしてくれてファミコンをテレビに繋げられるスペシャリストを呼んでくれたのだ。
スペシャリストといっても高校生の近所のお兄ちゃんだったわけだが。
スペシャリストは10分ほどかかったが見事にファミコンをTVにつけてくれた!

我が家のテレビに写ったスーパーマリオブラザーズは俺をゲーマーとして育ててくれるのに十分だった。
ゲーム画面がテレビに写ったあの瞬間は今でもよく覚えているなぁ。