あたしたちは互いに手を振り、別れた。


「あ、そういえば七瀬は何人兄弟なの??」


ショウがした何気ない質問。


だけどこの質問は、あたしの胸を大きく痛めた。


『お姉ちゃん…が、いた…んだ』