『え…??』


「名前、教えて?」


『相田…七瀬です』


「よしっ。わかった。俺は、守井翔太。ショウでいいよ。あと、敬語もいらないから」


『あっはい…うん。っあぁ!!!!』


――二番線、閉まるドアにご注意ください―――


電車ぁぁ!!


ヤバいよぉ。これに乗り遅れたら、完璧遅刻なんだよね…


「あれ??行っちゃった」


ショウは、少しだけ困った顔をしてあたしを見た。