「ただいまー」

「お帰りなさい。今日も美夏の秘密の場所に行ってたの?」

───ドキッ

今日あった出来事を思い出しただけでこんなにも心臓が暴れだす。
ほんと私どうしちゃったの?
やっぱあの人が言う通り私って変なやつだ!

「・・・─夏!美夏!ちょっと聞いてるの?さっきからぼーっとして。熱でもあるのかしら?早く寝た方がいいわよー。」

「はーい。」


だめだ。さっきから何を考えてもあの人が浮かんでくる。
どうしちゃったんだろ?