「久しぶり…」

何,話したらいいんだろう…

これから,言われることわかってるのに,気まずい…

直君が,

「この前は,ごめん…」

「ううん…気持ち変わらないんだよね…」

「うん…ごめん…」

「あの電話で終わりでもよかったのに,なんで来たの?」

「会って謝りたかったから…」

「ふ〜ん…その人と,付き合うの?」

「それは,わからない…ただ今は,側にいてあげたいから…」

「それなら,まだ私と付き合っててもいいんじゃない?」

別れ話しを言われてから初めての私の気持ちが言えた…

我慢してたのかな…

涙が溢れてきた…

とめたいのに,とまらない…

「それじゃぁ,颯希に失礼だと思う…」

「私の気持ちは?どうしたらいい?」

「……ごめん」