中には大勢の人達


4人は三神の父親の所に行き挨拶をした


やはり流夜と香は注目の的
色々なところから話し掛けられる


香は何を喋っていいのかわからず流夜の横にいたが


(…やっぱり…着物着なれないから苦しいかも…)


香の事は誰も気が付かなかったが一人気が付いていた


(香…気持ち悪いか?)

耳元で小声で話す


(ごめん…流夜…着物がキツくて)


(ちょっと我慢して)


「お話の途中少し失礼します」


とお辞儀をして会場の外のソファーに座った


「香大丈夫か?」


「ん…流夜は戻って私一人で大丈夫」


そんな事言ってても顔色が良くないのは流夜には分かっていた


「ちょっと待ってて。親父に聞いてくるから」


と言って流夜は会場に戻った