…なんなんだ
香に対するこの気持ち…


友情じゃない


幼なじみだからじゃない


いつからから解らない


1人の女性として見て、感じていた


コイツは
誰にも渡したくない

俺が守る


うつ伏せで泣いている香の横に座る


長い黒髪に指を絡ませ顔を近づける


「香。俺の方見て」

香は瞳に涙を溜めて流夜の方をむく


「リュウ…」


その瞬間


流夜の中の何かが
外れた



「!!」
「んんー」




流夜は香の唇に自分の唇を重ねていた