「香。俺を見て」


「…」


流夜は香の両手を握りながら

「香。俺の青い目を見て」



ビクッ


香はゆっくり瞳を重ねる


重なった瞬間


香の瞳から大粒の涙が流れた


「リュウっ…」


「大丈夫。俺がそばにいる。お前を守ってやる」