季節が流れる

強い風にのって……

運命がまわりだす






(…ついにきたか)


外は黒い雲で
いまにでも雨が降りそうな天気

遠くでは雷が鳴っている



流夜は部屋の天井を見上げつぶやいた



もうすぐ二回目の季節が終わる


そして新たに始まる


あの時親父と話した後、いつも通り4人で登校し生徒会室で過ごす。


心の奥に閉じ込めていつも通りに香とも接した



今日で終わる



香…



俺は今まで通り
お前の横にいられるのか?


手に届きそうな距離

それは埋められるのか


それとも
永遠に届かないのか