━━シイヤ━━ 割れてしまった合わせ鏡。 元に戻そうと手を伸ばしても、割れてバラバラになった破片が指に突き刺さり、真っ赤な血を滲ませる。 簡単には触れさせてくれない。 直したいだけなのに、もう壊されないように守りたいだけなのに… そんな願いも虚しく、辛うじて残った破片にさえ、今日も新たな傷がつけられていく。 壊していたのは 傷つけていたのは… 一体、誰だったんだろうな…?