「お芝居でも一時八十八さんの彼女になれてよかったです。
今度は、本当の彼女になれるように頑張ります。」
そう言って
ゆいちゃんは
「じゃ、私帰りますね。」
サッサと荷物を取りに部屋に戻り
「八十八、どうする気よ?」
ゆいちゃんのいない間に八十八に聞くあおいさん。
「どうって?まさか、ゆいちゃんが本気であおいと張り合うとは思えないけど?」
案外と気楽な考えの八十八
「まあ、モテル男は辛いね。」
と言って
あおいさんに睨まれる八十八
「ゆいに何かしたらタダじゃおかないから。」
「何かって?
何かしたいのは、ゆいちゃんにじゃなくってあおいになんだけど?」
八十八
ちょっと前まであおいさんの気持ちも分からなくてあんなお芝居してたくせに
何?その余裕の笑み。
八十八に言われ
あおいさん
「・・・っとにもう!
やめてよ!バカっ!」
真っ赤?