「あいつもどうかしてるんだ。
こんなイイ男と友だちのままで普通いられないだろ?」
自分で言ってる八十八。
こーゆうとこどうなの?
その彼女が同じ大学なら自分自身が将来有望
何も彼氏にするなら八十八でなくてもいいか・・・
「ってゆ~か
友だちなら八十八のその俺様気質も知ってるんだよね?
だから恋なんかできないんじゃないの?
ほら、ゆいちゃんの従姉だから優しい人が好きとか?」
余計なこと言っちゃった・・・かな?
と八十八を見ると
なにやら
「そうだな・・・」
考え込んでる?
ふむ・・・
「やっぱり八十八の性格に問題があるんじゃないの?」
「なんだって?俺は・・・」
八十八が話しだそうとしたとき
ピンポ~ン!
「何?こんな時間に?」
誰か来た?
「おい、舞子行って来い。」
アゴで指図する八十八。
「え~、何で私?八十八行ってよ。」
ピンポ~ン!
また玄関のチャイム
ピンポ~ン!
「誰だよ?」
不機嫌な顔になる八十八。
ピンポ~ン!
ショウガナイ・・・
さっき俊太に蹴破られ外れたドア
チラリ見て
そのまま部屋から出て私
バタバタと階段下りて
その途中も
玄関のチャイムは
鳴りっぱなし!
「はい!どなたですか?」
確認もせず
そのまま玄関のドアを開けた私
の目の前
ダレ?
メチャメチャ美人!!