言った瞬間、恥ずかしくて俯いてしまった。







長い沈黙。

うっ。どうしよう…
この沈黙、耐えられない。

ぎゅっ


えっ!?

気付いた時には日下部君の腕の中だった。

暖かい…


「かなチャン。」

「はっ、はい。」

前のように、名前を呼んでくれた。
嬉しい。


「ずっと、こうしたかった。」