「怖かったの。
これ以上日下部君に惹かれていったら、
取り返しがつかなくなるんじゃないかって…」

「えっ!?」

「教師と生徒っていう大きな壁を崩す勇気が出なくてっ」


「…」


「昨日、日下部君が女の子とキスしてるの見た。
ショックだった…」



私は深呼吸して、日下部君の目を見て言った。


「今更ふざけるなって思うかもしれないけど…










日下部君が好き。」