「で、何を決めたの?」


俺は窓枠に頬杖をつき、彼女を見つめた。

ここから見えるユキは、いつもより少し小さい。


雪のような白い肌に、長い髪。

小さな頃から、何も変わっていない。

ユキのことなら、何でも知っている。


でも、次に彼女が発した言葉に、俺は耳を疑った。