……この間って、助けてもらったときだよね?




この雰囲気で『告られた人』とか言えないよ~!?






「えっと…」







どうすればいいか分からず拓斗から離れようとすると、頬を持たれた。





「正直に言って、愛莉」




頬を持たれているので目が逸らせない。






「前に…告白してきた人。それだけだよ…?」




「そっか。…今は会ってる?」






目を逸らせないように真っ直ぐ見て聞いてくる。





「会ってないよ。それに友達が懲らしめてくれたから!」






見つめたままニッコリ笑って言うと、




「ならいい…」





そう言って今度は深いキスをしてきた。











それにしても……