「あ…あの、そのーなんて言うか…」



なんと言ったらいいのかわからず口ごもってしまう。




「じゃあ質問するからちゃんと答えてね?」



黙って頷く。




すると拓斗は私を自分のほうに向けさせた。




その時見えた表情は笑顔だったけど……オーラが怖い。




「このメールの相手と仲いいの?」




「んーと、前に一回話したくらい?」




「そ。映画行きたい?そいつと」



「ううん!行かない!」




全部正直に答えた。




「よかった」


安心したように笑った拓斗は長めのキスをしてきた。




「じゃあさ、この間の男とはどんな関係?」




「…え…?」