「いいの…?わがまま言っちゃうかもよ?」


「いいんだよ。…だから、キモチ溜め込むな」


「うん。……本当はね、寂しかったよ。連絡なくて」



今の気持ちを正直に話した。



「ごめんな。これからは寂しい思いさせないから」




そう言って私の頬に優しく触れて、


そのままキスをしてくれた。






唇が離れた時、私の携帯が鳴った。



「ごめん。…メール?」




携帯を開くと、2通の新着メール。






…誰だろう?




1通は司からだったが、もう1通は知らないアドレス…。





司の内容は、


『今日言ってた奴、放課後に捕まえてやっといた!…で頼みあんだけどいい? 司』




…頼み?
まぁいいんだけど




「誰?」


拓斗がメールを見て不機嫌そうに顔を歪ませる。