「な…何!?」



「よかったね~!二人ともくっついて!!」


「俺らの苦労が報われたよ~!!」



優梨と勇人は抱き合って喜んでいる。



優梨の目には涙が溜まっていた。








…優梨ってば泣くほど私たちのことを…?




「優梨~!」



感動のあまり私は泣きながら優梨に抱きついた。






「奏…泣きすぎ!」



「優梨も泣き止めよ~」





智は優しく笑いながら頭を撫でてくれた。




勇人も優梨の事を抱きしめていた。





二人に報告した後、夕食の時間になった。



四人並んで廊下を歩く…。




“いつもとメンバーは同じ。

違うのは、今まで友達だった智が1番近くに居る事。”





そんな事を考えると嬉しくて顔がにやけそうになった。