部屋に入ると…



「海だ~!綺麗~」



奏が窓に駆け寄った。



部屋の窓からは海がよく見えた。




「綺麗だな~!」



「ねぇ!明日の自由行動、海に行かない?」




目をキラキラと輝かせながら言う奏。




「いいんじゃない?優梨達にも言ってみようか!」



「うん!夕食のときに言ってみようよ!」






………。







黙ってしまい沈黙の空気が二人の間に流れた。








…今、告白しようかな…。





「奏。聞いて欲しい事があるんだけど…いい?」



「うん…?」



突然真剣になった俺に驚いている様子の奏。