「ね、あの魚ちっちゃくて可愛いよ!」




周りを気にしてか、小さめの声で俺を呼ぶ奏。



近づいて水槽を覗き込むとちょこちょこと泳いでいる魚がいた。





「ああ。ちょこちょこしてて、奏みたいだな」



「な…!そんな事無いよ」





振り向いて反論してくるけど、全然怖くない。