時計はまだ夜中の12時になっていない。


柚葉はそれまで起きているつもりだった。


(あと10分)


「琉聖さんは気にしないでお仕事していてください」


引き寄せられた柚葉だったが立ち上がってキッチンの中へ行った。


(気にするなと言われてもな・・・)


柚葉の行動が気になる琉聖だった。


とりあえずキッチンに行ってしまったので琉聖は書類に目を落とした。