「優ー♪」

私は優の病室のドアを
開ける

「あいり!!」
優が嬉しそうな
顔を見せる

よかった

またこうして
優と笑いあえる
事ができて……

私はふと時計を
見る

「あ!!
ごめん
バイトの時間だ!」

「バイト?
大変ね−」

ゆりが笑う

「お前は
仕事しなくて
いいのかよ!!」

優がすかさず
ツッコむ

よかった
二人も戻ったみたい

「あいり
あんま無理すんなよ?」

「大丈夫!

お母さんに
あんま負担かけ
させたくないの

そうだ!!

ゆりまた
相談のってもらってい?」

「もちろん!!」

ゆりがにぃっと笑う

「俺だけ
仲間はずれ−」
優がむ−とする

可愛い……

「優
私もかえるわ−」
ゆりが
立ち上がる

「あっそ−
ばいばぁい

あいりまた来て♪」

「ちょっと私は?!」

ゆりが私と優の顔を交互にみる

こんな毎日

昔は想像できなかったよ