なんの為に生きているのか

わからなかった




全てどうでも良かった…




瞳に映るのはいつも変わらず真っ暗な…

闇…



その世界で、情けなく悶える自分に嫌気が差していて…




そんな中で…

見つけたのは、今まで見たことの無いような光だった



照らされた、淡いのに眩いその橙色に瞳を細めたんだ…




瞳に映るのは誰より可愛いアイツ…




笑っちゃうくらい、自分が自分で恥ずかしいのに…


それでいいんだと思ってしまった。






『愛しい』


なんてまだやっぱり言えないけど…




ただ…
素直に誰かを想える事が…


こんなに大切だったんだ…






世界を照らす…




それは世界でたった1つの



俺サマの




あかねいろ













    ―おしまい―






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