『悲しい時も、楽しい時も一緒にー『居ただろ?』


大斗の言葉が夕陽の言葉に被さって耳元で聞こえる。


そう、なんだよね…

あたしたちは出会ってからずっーと一緒に居たんだ。

辛いときも悲しいことがあった時も

楽しいことをして笑った時も


なんだかんだ…

いつもあたしたちは一緒に居た。

だから気づいたら離れられなくなっていたんだもの



『手、繋いだり…』

恥ずかしそうな小さな夕陽の声。

『してる…って耳まで赤いぞ?』

『もうっ///』


『キスもした』

大斗は構わずサラリと続ける。

『うっうんっ///』


あははーっと彼は夕陽の耳元で声を上げて笑い出した。


『後は…』

そして言葉を止める大斗に夕陽は問いかける。

『あと、は…?』


『…』


『ねぇ大斗?』

後ろを振り返った夕陽と瞳が合った大斗はー


『セックス』


にやりと一言。

『なっ!!??』

『後はそれだけだ』

『えっちょっ?!ひろっ!?!』


ガバァッ!!


『うわぁぁぁああ!!!』

抱き上げられる

『大斗っ!?』

『俺はお前を抱くぞ♪』

『ま、待って大斗っ!!落ち着いてっ?!』

『落ち着いているよ夕陽ちゃん♪』


にやり


『嘘だっ悪魔ぁぁああ!!』

『バカヤロウ!!なら悪魔はお前だろうが?!』

『えぇっ?!』

『これ以上俺に耐えろと言うなら、お前は殺人犯になるぞ!!』

『へっ?』

『俺は、今すぐお前を抱けないんだったら確実に気が狂って死ぬ!!』

『えっ!えっ?えっ??ちょっとッ!!』


『俺はお前以外と、もうシたくないし抱けないんだ!!殺す気かっ!!』


『そんな気は全くもってございませんっ!!だけどーっ』


『じゃぁいいじゃねぇか?幸い近くにホテルが沢山ある、お前が望むならもうこのまま外でやってもいいぞ。まぁ家までなら耐えてやる。どこがいい?お前に選ばせてやるよ。とにかく早く決めろ』

『ひろとっ!!』

『俺は決めたんだ。今からお前を抱く。それはもう譲らねぇ』