『―…っちゃん…夕陽ちゃん?』


参った?


『参ってないしッ!!ってっうあぁぁぁぁっ!!しげさん!!
ごめん!!トリップしてたっ///』


ハッと気付いて少しバツの悪い表情で夕陽は返事をした。

『あはは。どこまで行ってたの?』

『うーん?彼方へ…?』


「しまったっ」と夕陽は恥ずかしそうに話を逸らそうとする…

『大斗…って、本当に相変わらずね…』

ふと見た方に大斗がいて思わず言ってしまった。


『あはは。そうかぁ?』

なんとなく苦笑いのマスター。

『相変わらず、営業スマイルだし。「もう遊ばない」とか宣言しといて、別に一緒じゃない?だから見たくなかったの…』

「呆れた」と話す夕陽に

『もしかして…そんな大斗を見たくなくてスイートブルーに顔出すのが減ったのかい?』

とマスターが問う。

『うん…まぁそんな感じかなぁ??最近さ、大斗よくわかんないんだぁ…考えてる事とかやる事とか…今までも十分わかんなかったけどさ…でも』

再びマスターに向き直って言った。

『どうかしたの??』

マスターは少し驚いた顔で問う。

『だって大斗はオフザケが過ぎるんだよ?セクハラは大斗だしっ!!もう!!あたしをからかって楽しんでるのーッ!!趣味悪って思いません?』

『そうかぁ、仲良しだもんなぁ2人♪』

『もう!!それとこれは関係ないよ!!大斗は前からあたしが「大斗くんLOVE♪」ってしないから最近は絶対わざとからんでくるんだよ…?!それに…』


夕陽は少し悲しそうな顔・・・。


『それに…?』


『本当は、どっかで咲さん居ないから寂しい…とかあるのかな…とか思ったり…きっと咲さんが居たらまた違うんだろうなって…』

夕陽は静かに続ける。

『咲さんと離れてもう半年くらい経つけど、大斗はどうなんだろう?って思うんだぁ…。大丈夫なのかな?元気に見えるけど…咲さんの名前あんま出さないし…よくわかんないや』

『夕陽ちゃん…咲と大斗は…『大斗君のバカ!!』


パシャン!!



えっ?!