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〜♪〜♪〜♪〜♪〜


『はい?』

〈大斗?!どこいるんだよ?早く来い!!〉

『もう着くよ』

4月になった新学期。


恭次が朝から電話してくるのは珍しい。


なんて思いながらダラダラと登校。

大斗は夕陽にも「新学期なんだから遅刻厳禁!!」と言われていた。


つーかッあのちんちくりん…

テメェだって1年前は全然遅刻しまくりだったじゃねぇか…


夕陽と大斗が出会ってもうすぐ1年が経とうとしていた。


『おーい?!大斗!!』

門まで来ると、恭次に呼ばれた。

『クラス発表みんなで見ようって』

と南深。

『は?』

なぜか驚く大斗。

『クラス発表って?』

『まさかクラス替え有るの知らないとか?』


つーか…


『忘れてた』


てことは…

何だか嫌な予感がする…


すると…大斗の後ろからバタバタとこっちに走る足音。


『ごめーん』

夕陽がやってきた。

『ひぃ♪おはよぉー!!』

杏が手を振る。

夕陽がみんなの前に着くと…

『テメェ…人に色々言っときなから俺より遅いのかよ?』

『いいじゃない!!別に遅刻じゃないし♪』

『なんだよ?チョンマゲ直すのに時間かかったって素直に言えよ』


コイツ…


2人のやり合いを察知した恭次は、蹴飛ばそうと準備する夕陽の間に入り込み

『はい!!いいから行くよ!!』


恭次に征されてブツブツ言いながらも学校へと足を進める大斗達。

クラス発表のプリントを昇降口でもらい、式のため体育館に行くことになっていた。


さて…何組かなぁ♪



わくわく浮かれている夕陽。


『『『あぁっ!!』』』

みんなの言葉が重なった。


"わぁぉ♪俺みぃちゃんと一緒♪"


"イケメンいるかなぁ♪"


"きょっ恭次と…神崎くん…?"


"あんちゃんと一緒だぁ♪他の人は誰かなぁ??…あ!!"


"これはっあり得ねぇ…つーか俺は何組だ…って…マジかよ…"