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『本当にお前学校よく来るようになったよな?』
『って言っても大体ここにいるけどね♪』
冬休みが空けて新学期。
屋上で寝転ぶ大斗に恭次が言った。
『冬休み何してたぁ??』
恭次が聞いてくる。
『何って…』
何って…何って…
寝て、起きて、店行って、
あと…
神社に…
『別に…』
と大斗はポツリ。
『何その間?』
すかさず恭次。
『あー掃除…してねぇ…』
『まぁた遊び回ってたの?』
『いや…全く』
違うんだ…ずっと、ぼーっとしてて…
『俺…変。』
『はい?』
『わりっ…こっちの話。今日帰るわ』
と行ってしまった。
『なんだ?』
恭次は屋上に独り残され独り言
…―
おかしい…
俺…何かが…変だ。
ぼけーと大斗は屋上から階段を降りて行く。
『あっバカ居た♪』
すると階段を上がりかける夕陽に遭遇。
『…』
彼は何も言わず彼女をじっと見て首を傾げる。
はい?
『アンタどうしたの?何か変じゃない?』
…そうなんだよ、
「間違いない」とブツブツ言って夕陽とすれ違おうとする。
『ちょっとっ大斗っ』
何でこんなぼーっとしてるのよ…?!
彼女は急いで呼び止める。
『何?』
って、何でまた不機嫌??
あたし何もしてないよね?
なぜか大斗はトーンの低い声で返事をした。
『学校午前だけど、お弁当持ってきたの。要らないならいいけど…』
「一体なんなわけ?」と言うように夕陽は大斗に聞いた。
『いる』
大斗は無表情で即答。