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と言うことで、あたしは戸塚君と初詣に行くことになってしまった。
〈ごめーんっ恭次の家とあたしん家で出掛けるんだ…〈だれ?〈ひぃちゃん♪〈あっひぃちゃん?もしもし?〉
『恭次くん?』
〈行ってくれば?誰か誘うなんて、ひぃちゃんっぽくないね?!雅には、まだ馴れない?気まずい?〉
『っていうか…』
別に気まずくは…ないっていうか…
〈じゃ大斗でも誘えば?〉
『大斗…うーん。なんか、ちがくない?』
大斗、なんだか戸塚君と交流する気0だし…
〈あはは。それもそうだね。とりあえず電話してみなよ〉
『あーうん…』
気まずいっていうか…何て言うか…
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「初詣?」
「うん♪折角新年だし、片桐さんともっと仲良くなりたいなって駄目…かなぁ?」
「駄目じゃないけど…」
誘われた事に驚きながら返事をした。
仲良くなりたい…?
わぉ!!
「そっか良かったぁ♪ねぇねぇ、片桐さんって着物ある?」
「あ、あるけど…」
「じゃぁ折角だし見たいな、駄目?」
そんな顔で再び駄目?と聞かれても…
「わっわかった…」
断れないってば…
――――――
きっと、大斗にまた流されてるって見破られるし…
別にその通りだから…いいけどさぁ…
何か…最近大斗以外の男の子と遊ぶのって久しぶりだし…
大斗は男の子意識ないから平気だけど…
妙に畏まっちゃうーっ
大斗…。
一応電話してみようかなぁ…?
『も…もしもし?』
〈あぁ?〉
え゙っ?!不機嫌っ?!
『ひ、大斗?』
〈なに?〉
何でこんななのよ…?
声のトーンが低く、何も言ってないのに、あからさまに機嫌が悪い事が伝わる。
『うっ…いや…あのぉ…』
〈なんだよ?〉
あーもうっ!!