「ただいま〜
あれっ?絢は?」

「おかえり。絢ならまだ帰ってきてないわよ」

「ってことは、また河原かぁ..」

―――――――――--・・・

その頃河原には
顔を茜色に染めながら、歌を歌う少女が...

「ス-ッ、〜♪」

大きく息をすった後
彼女は聞いたこともない
歌をうたいだした...

彼女の歌声は
透き通っていて
とてもきれいだった

歩く人たちが思わず
足を止めてしまうほどに