「大体ねえ私はパーティーなんて出たくなかったのよ!なのに貴方が勝手に指名して・・・それだけでも頭にきているのに、そこへ来てこのドレス!どういうつもり?
私、貴方に振られただけじゃなくどうしてこんな思いをしなくちゃいけないのよ!」


言い終わったあと何故か涙が出た・・・・。



そんな佳奈に国崎は近づきそっと抱きしめた。そんな国崎の行動に佳奈はビックリして顔を見上げた。


「佳奈泣くなよ!俺さ、今になって佳奈と別れて後悔しているんだぜ。確かにお前を振って社長の娘と結婚を決めたけど、付き合って行くうちにやっぱりなんか違うって思ってた。あいつといても心から本当に楽しいのかって思うようになってそんな時頭に浮かぶのは何故か佳奈の笑顔だった・・・。俺たち別れてから全く会社でも会うことがなくって・・・そう思うと会いたくて仕方がなくなった。それで今回パーティーの際、社長が秘書室から一人出席させるって聞いて真っ先に佳奈を指名したんだ、仕事だとしても佳奈とのかかわりをどうしても持ちたかった・・・・」