ざわざわとした教室の中。みんなは相変わらず自分の英訳をするのに、仲のいい友人のもとへ集まる。
それはあたしたちも一緒。


「自重?アヤはそんなのオカンの腹ん中置いてきました!」
「あーや、カッコいいな」
率直な感想を述べるあたしに笑うあーや。

「なあなあ、なんて書いた?」
すっと通る声なのに、どこかのんびりとした声。声の主は、プリントをひらひらと振りながらこっちへと歩いてきた。
「アヤね、正直者だからっ」
「……自重しろ」


ならアンタはどーなのさっ、とすねるあーや。ほんとに、萌え…じゃなくて、可愛いと思う。









「俺はさ、欲望に忠実に生きるから」