俺が言うと、あきなは黙ってうなずいた。 どーやれば良いのかは全く見当がつかない。 よくもまぁ、俺はそんな恐ろしいことを言いだせたもんだ。 「…っと…うん」 勝手に納得しながら、俺はあきなのほっぺに手を添えた。 ぷにぷにしててあったかい、と。率直な感想。 困ったように笑ってから、真っ赤な顔をしたあきなはゆっくりと目を閉じる。 思ったより長いまつ毛に少しドキッとさせられた。