って、それがあたしと晃有の「付き合ってる」らしい最初の出来事。その後は、まるで変わらないように衣装探したり、公式サイトのムービー見て騒いだりして。互いに目が合えば顔真っ赤にしてるくせに、あたしも晃有も普段どおりにすごそうとする。










晃有曰く、「その時はあきなの受験もあったし、それ以上は自重してた」らしいけど。
















そうやって、一分一分変わらない速度で進むはずの時間を惜しむ。「過ぎてほしくない程大切な時間」…それはある意味幸せなことなのかもしれない。













ここにあたしがいることも、またこの一秒が過ぎていくことも、好きな人の体温を感じることも、自分のやりたいことをやれることも、