教室で大智を待っている時間は
ものすごく長く感じた。

でも時計を見るとまだ10分しか経っていなかった。


「キャッ!」


突然頬に冷たい物が触って驚く。


「ごめん!つうか俺の方がびっくりなんだけど。」


そう言って笑う大智は手に缶ジュースを持っていた。

冷たい物の正体はその缶ジュースだった。