エンジンをかけるとシャッターが開いた

車が外に出ると、目を細めるほど眩しい太陽があたしたちを容赦なく照らした


雲ひとつない青空
焼けるような日差し

ホテルを出た通りには、体操服を着た小学生が見える





ホテルに入る前と変わらぬ澄み渡った空がそこにあった





やっぱり後悔はしてない

今日の空のように晴れやかな気分だった



クーラーの効いた車内であなたの横顔を見た

まだちょっと鈍い痛みを残したお腹があなたに抱かれたことを証拠づけている

ぬくもりで溶かされたカラダが熱をおびてる


そのけだるささえも愛しくなる



非現実と現実が混ざり合う




…あたしは一線を越えたんだ―――