「はぁー
時間経つのはぇーなぁ」
名残惜しそうにあたしから離れると、その綺麗な身体に服をまとう



寝癖を除いては、いつものあなたが完成した



やっぱカッコイイ…改めて照れてしまう



あたしは彼の服の中身も知ってしまった
ぬくもりも、抱き方も、感じとることができる存在になった





「うわっ!!
俺、この髪型はヤバイっしょー!
何かしてきたのバレバレーー」
笑いながら鏡の前で必死に髪型を整えている


「アハッ!
いんじゃない♪無造作ヘア(笑)」
うっかり見とれてた自分をリセットした



やっぱり肌を重ねた後は心も近くなる

この部屋に入った時より、ずっとあなたを近くに感じるよ…