頭の中が真っ白で

余計なこと考える隙もないくらい、彼によって溶かされた――



「ユメ…こっち、見て?」




「んっ…けーちゃ…!」




「スキだよ…
離したくない」






――――







次会うときまで
このぬくもりは忘れない―――













時計は17時になろうとしていた
家を出てから3時間