「でもぉ…
何回もこーゆーことして、やみつきになったらどぉすんの？／／」彼の腕を揺すりながら聞いた



「あの……えーっと、俺もーすでにやみつきなんですけど…」
照れてるあたしの顔を覗きこんで笑う
あたしも笑っちゃう

彼と一つになれたことが嬉しくて、ずっといたいと思った


でも許されない恋だから、のめり込みたくない
わざと明るく振る舞って、彼の重荷にならないように…
彼が離れていかないように…
ずっと彼があたしを好きでいてくれるように…



臆病なあたしは、そうやってわざと彼のキモチを聞き出しては安心する


自分に自信のないあたしはいつだってそうだ――


愛されてる確信がないと愛せない